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クラシック音楽の、グレゴリオからバッハあたりまでの範囲で、私の好きな「この一曲」を紹介。
「この一曲」の「作曲家年代順リスト」→http://www.cityfujisawa.ne.jp/~m-itazu/composer.html

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タイトル 日 時
古楽つまみ食い(71)D. スカルラッティ  「ソナタ集」
ドメニコ・スカルラッティ(伊1685-1757)は、ヘンデルとチェンバロの腕試しをした逸話がある名手であり、「555のソナタ」を残している。 バッハ、ヘンデルと同じ年の生まれである。 彼のソナタは、フラメンコの踊りやギターの音楽を思わせる音型、両手の激しい対話、憂愁を漂わせる響きなど多彩であり、飽きさせない魅力たっぷりの曲集である。 特にK132ハ長調,K501ハ長調などが印象深い。 ...続きを見る

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2017/08/19 08:26
古楽つまみ食い(70)ラモー  「クラブサン集」
ジャン・フィリップ・ラモー(仏1683-1764)は、ジャン・ジャック・ルソー時代のオルガニスト、作曲家、音楽理論家でもある。「クラブサン集」には、「第1」、「第2」、「新」と3集あるが、いずれのどの曲も聴く人を退屈させない。 舞曲がベースになっていることや標題音楽などが楽しさを増す。 すべてが空気のようであり、さわやかな風が耳元を駆け抜けてゆく。 特に第2集の、標題音楽の「小鳥たちの集合ラッパ」「リゴドン」「タンブラン」「恋のくりごと」「ソローニュのお人好し」、新曲集の「ガボットとドウ... ...続きを見る

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2017/08/17 07:28
古楽つまみ食い(69)テレマン  「リコーダ協奏曲」
テレマン(独1681-1767)といえば、同時代のバッハやヘンデルより当時は、人気と名声があった人である。 代表作は、「ターフェルムジーク(食卓の音楽)」。さまざまな楽器を魅力的に鳴らし質の高い作品を大量に作り出しているのだが、ここで取り上げるのは「リコーダ協奏曲」。 バロック時代は、ヴィルトゥオーゾ楽器としてリコーダが人気があったが、テレマンのリコーダ作品を聞くと、リコーダの魅力が最大限に引き出され精気がみなぎっている。ハ長調、ホ短調、ヘ長調、組曲イ短調など傑作が多い。中でもホ短調は、リコ... ...続きを見る

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2017/08/16 08:07
古楽つまみ食い(68)ヴィヴァルディ   「調和の霊感」
ヴィヴァルディ(伊1678-1741)の「調和の霊感」は12の協奏曲からなり、「四季」と並ぶもっとも有名な曲である。 彼は「赤毛の神父」の愛称を持つ神父で、孤児院付属の女子音楽院の教師として活躍し、この音楽院の演奏のために多くの作品が書かれたいわれている。 子供から大人まで音楽の調和の喜びに導くような明るさがあるのもそんなところから来るのかもしれない。 6番の独奏ヴァイオリンの曲が、ヴァイオリンを学ぶ子供の教則本に載っていて、この曲をより親しみのあるものにしている。このほか、5番、8番、9... ...続きを見る

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2017/08/15 07:37
古楽つまみ食い(67)ヴィヴァルディ   「スタバトマーテル」
ヴィヴァルディ(伊1678-1741)といえば「四季」があまりにも有名だが、宗教曲においてもすばらしいものがある。 彼は、もともと司祭でもあった。宗教曲といっても、劇音楽に興味を持っていたヴィヴァルディは、宗教的独唱とシンフォニア的なコンチェルトの組み合わせで作られている。 「スタバトマーテル(悲しみの聖母)」は、ペルコレージ、パレストリーナなど多くの作品があるが、ヴィヴァルディの場合も、十字架上のわが子に対し「人として泣かぬものがあろうか」という言い知れぬ悲しみに打ち崩れながらも、苦しみに... ...続きを見る

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2017/08/14 08:02
古楽つまみ食い(66)クープラン クラブサン曲「恋する夜うぐいす」「神秘な障壁」他
フランソワ クープラン(仏1668-1733)は、ラモー(仏1683-1764)とともに、フランスクラブサン学派の巨匠の一人。クープランの作品の標題に伴う情景描写が極めて印象的である。 たとえば「恋する夜うぐいす」「神秘な障壁」「修道女モニク」などの小曲をきくと、爽やかなイメージの詩のアニメ動画を見ているような錯覚を覚える。 特に響きを消した音を効果的に使った和声の展開が印象的である ...続きを見る

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2017/08/13 07:36
古楽つまみ食い(65)ヨハン・クリストフ・ペーツ  「パストラール協奏曲 ヘ長調」
パストラーレ(キリスト降誕の夜、牧童が笛を吹いたという聖書に基づき田園情緒を描こうとする)については、コレッリで紹介したが、ドイツの作曲家ヨハン・クリストフ・ペーツ(独Johann Christoph Pez 1664-1716)のパストラール協奏曲ヘ長調も素晴らしい。 ドイツ人であるが、イタリアでコレッリに学び、フランスのリュリなどの影響も受けている。 弦楽に2本のリコーダーが加わり、牧歌的な雰囲気を出している ...続きを見る

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2017/08/12 07:52
古楽つまみ食い(64)ジュゼッペ・ヤッキーニ  チェロソナタ
ジュゼッペ・ヤッキーニ(Giuseppe Maria Jacchini伊1663-1727)は、チェロの黎明期のチェロ奏者で作曲家、ドメニコ・ガブリエル(伊1659-1690)に師事したといわれる。いくつかのチェロソナタが素朴で、哀愁を帯びた旋律が親しみやすい。また舞踏的なリズムの楽しさも魅力的だ。「ソナタ・ハ長調」、「ソナタ・イ短調」、「ソナタ・ト長調」などチェロならではの魅力が生かされ、いずれも飽きさせない。 ...続きを見る

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2017/08/11 07:57
古楽つまみ食い(63)ドメニコ・ガブリエル  「ソナタ ト短調」「ソナタ イ長調」
ドメニコ・ガブリエル(伊1659-1690)は、バロック時代の作曲家でチェリスト。 「チェロのドミニカ」といわれていたようで、チェロの作品が面白い。 なかでも「ソナタ ト短調」「ソナタ イ長調」が印象に残る。ト短調は、のびやかで語りかけるように歌う、何か思い出が詰まった話をするような。 イ長調は、切なく美しい旋律と、軽快なリズムとが交互に展開し、緩急のチェロの魅力を味わうことができる。 ...続きを見る

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2017/08/10 07:52
古楽つまみ食い(62)パーセル  ファンタジア「第5番、インノミネ」「 ソナタ6番」
パーセル(英1659-1695)は、バロック時代の英国の大作曲家で、彼の「ファンタジア」には不思議な魅力がある。ファンタジアというのは、声楽曲で培われたポリフォニー技法を器楽曲に転用したもので、器楽曲が独自の道を始めた時の音楽である。テキストなしで思うままに旋律を作り出し独自の発想で練り上げてゆく。「声と言葉」から開放された斬新さ、音そのものの喜びのようなものを感じさせる。ファンタジアのどの曲も素晴らしいが、第5番とインノミネの2曲は何度も繰り返して聞きたくなる曲である。「インノミネ」はジョン・... ...続きを見る

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2017/08/09 07:27
古楽つまみ食い(61) パーセル 「組曲6番」「ラウンド0」「グラウンド」
ヘンリー・パーセル(英1659-1695)は、彼にはいくつかの優れたハープシコードの作品がある。 ちょっとしゃれた感じの「組曲6番」、哀愁を感じさせる「グラウンド」そしてブリテンの「青少年管弦楽入門」の主題にになっている「ラウンド0」など。 「ラウンド0」は、劇付随音楽のアブデラザールの中の第2曲「ロンドー」からきている。音そのものの喜びのようなものを感じさせるパーセル独特の自由奔放な世界がある。 ...続きを見る

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2017/08/08 07:47
古楽つまみ食い(60) マラン・マレ  ヴィオール曲「聖ジュヌヴィエーヴ教会の鐘の音」
マラン・マレ(仏1656-1728)は、ルイ14世に仕えたヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者であり作曲家である。 マラン・マレについて書かれた小説に、パスカル・キニャールという人の「めぐり逢う朝」がある。 マレの師コロンブとの共感、葛藤を描いたものであるが、この中で「音楽とは言葉では語れぬことを語るためにある。」「死者に残しておく一杯の水のため、、、、生まれる前の命のために。息もせず、光もなかった頃のために」といった師弟の会話があり、音楽の根源を考えさせる。 「聖ジュヌヴィエーヴ教会の... ...続きを見る

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2017/08/07 07:48
古楽つまみ食い(59) パッヘルベル  オルガン作品集
パッヘルベル(独1653-1706)については、ブクステフーデとともにバッハに影響を与えたといわれるように、オルガン作品集に数々の傑作がある。 アポロの6弦琴、プレリュードニ短調、シャコンヌへ短調、ニ短調、リチュルカーレハ短調、さらにルターのコラールにより変奏曲「God the Father dwells with us」など。 プレリュードニ短調は、バッハを想起させる迫力のある曲想、 シャコンヌへ短調、ニ短調は聞く者の心をとらえて離さない。 リチュルカーレハ短調は、不思議な半音階に引... ...続きを見る

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2017/08/06 08:07
古楽つまみ食い(58) パッヘルベル  器楽アンサンブル「音楽の楽しみ」
ヨハン・パッヘルベル(独1653-1706)は、「カノンとジーグ」で有名であるが、バッハの父アンブロジウスと交流のあったオルガニストで、ブクステフーデなどともにバッハに影響を残した人である。 彼は、オルガン曲だけでなく、器楽アンサンブルの作品を書いた。 「音楽の楽しみ」もその一つで、宮廷での「食卓音楽」として演奏された「6 曲のパルティータ」からなる小アンサンブル作品である。「カノン」や5声、4声のパルティータなどとともに、題名どおり[音楽の楽しみ]を味わうことが出来る。4番ホ短調など特に素... ...続きを見る

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2017/08/05 07:47
古楽つまみ食い(57) ゲオルク ムファット  「シャコンヌ ト長調」(「調和の捧げ物」組曲
ドイツのプロテスタントのオルガン音楽において、バッハの先輩たちにブクステフーデやパッヘルベルなどがいるが、その当時の一人、ゲオルク ムファット(Georg Muffat独1653-1704)は南ドイツ オーストリアのカトリック系オルガン音楽を代表する作曲家である。 パリでリュリに、ローマでコレッリに学んでいる。ビーバーとも交流があり、ムッファトは汎ヨーロッパ的な人生を送っている。 この頃のトッカータ、パッサカリア、シャコンヌなどはフランス、イタリアの影響を強く受けている。 シャコンヌは、舞... ...続きを見る

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2017/08/04 07:46
古楽つまみ食い(56) ビーバー  「ロザリオソナタ」
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(チュコ1644-1704)は、17世紀屈指のヴァイオリンのヴィルトゥオーソ・作曲家」といわれる。 ザルツブルグの宮廷礼拝堂楽長を務めていたこともあり、「教会あるいは宮廷用ソナタ」「ロザリオのソナタ」「レクイエム」など宗教的な色彩の強いヴァイオリンソナタがある一方、「描写的なヴァイオリンソナタ」など、鳥や動物、戦いなどを描写した標題音楽なども作曲している。 マリアを主題とした「ロザリオのソナタ」は、パッサカリアやソナタ6番など高度の技法と深みのあるヴァ... ...続きを見る

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2017/08/03 07:21
古楽つまみ食い(55)シャルパンティエ     「真夜中のミサ」
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(仏1643-1704)は、バッハより少し前のフランスの作曲家で、この「真夜中のミサ」は、クリスマス前夜の真夜中の曲。 当時、フランスで広く歌われていたノエル(クリスマスの歌)が、ミサ曲として仕立てられている。 合唱と器楽合奏で作られ、素朴な笛の音は牧歌的な雰囲気を出している。出だしのキリエを聴いた途端、その美しい安らぎのメロディに魅了されてしまう。 バッハの「マタイ受難曲」のコラールなどの響きとも違って、もっとフランス的な明るい美しさがある。いつまでもこ... ...続きを見る

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2017/08/02 07:47
古楽つまみ食い(54)ブクステフーデ オルガン作品「前奏曲 ト短調149」
ブクステフーデブクステフーデ(独1637−1707)のオルガン作品は、前奏曲やフーガに優れた作品が多い。 特に「前奏曲 ト短調149」「フーガ ハ長調174」のこの2曲は、特に印象に残る作品である。 前奏曲 ト長調149」は、冒頭、大自然の鼓動を思わせる重厚な低音の旋律で始まり、深い世界へと我々を引き込んでゆく。芸術性の高い名作である。「フーガ ハ長調174」は、ジーグ舞曲のリズムによる可愛らしいブーガ。 断片的な小曲であるが、大変美しい。 ...続きを見る

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2017/08/01 07:43
古楽つまみ食い(53)ブクステフーデ  オルガン・コラール「いかに美しきかな暁の明星 
ブクステフーデ(独1637−1707)については、パッサカリアのような壮大なオルガン曲の一方で、オルガンコラールの作品群は、素朴で美しい魅力がある。 「いかに美しきかな暁の明星は(BuxWV223)」「われ汝を呼ぶ、主イエス・キリスト(BuxWV196)」「甘き喜びのうちに(BuxWV197)」「来たれ聖霊、主なる神(BuxWV199)」「今我ら聖霊に願い奉る(BuxWV208)」など。 バッハやパッペルベルなども同様にコラールに基づくオルガン曲を作っているが、ルター派のコラールの旋律には素... ...続きを見る

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2017/07/31 07:41
古楽つまみ食い(52)ブクステフーデ   オルガン曲「パッサカリア ニ短調」
ブクステフーデ(1637−1707)は,J.S.バッハ以前のドイツにおいて最大の教会音楽の作曲家といわれる人で、バッハに多大な影響を与えている。 ブクステフーデのオルガン曲には、プレリュード、トッカータなど沢山あるが、コラールやパッサカリアなどが、素朴で柔らかく聞く人の心に語りかけてきて印象的である。 特にパッサカリアニ短調は、ヘッセの小説「デミアン」の中で、「古いオルガン音楽のえり抜きの曲」で「この異様な深い沈潜的な、自分自身に聞き入っているような音楽に浸った。 それはいつ聞いても快く... ...続きを見る

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2017/07/30 08:20

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