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古楽つまみ食い(22)「4声のミサ」、モテット、アンセム
トーマス・タリス(英1505-1585)は、「エレミア哀歌」で有名であるが 「4声のミサ」や数々の「モテット」、「アンセム」「ミサ」が聞き応えある。 バード(英1543-1623)とともに、エリザベス1世時代、カトリックから英国国教会のために、ラテン語から英語を用いて音楽を作ることを要請された時代の作曲家である。 アンセムとは、イングランド国教会の礼拝(サービス)のなかの短い合唱曲で、英国国教会版モテットのことである。彼のラテン語によるモテットにすばらしいものがある。 「祭祀たちは食を断... ...続きを見る

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2017/06/30 07:25
古楽つまみ食い(21)トーマス・タリス  「エレミア哀歌」
トーマス・タリス(英1505-1585)の「エレミア哀歌」は、ルネッサンス時代の英国における宗教曲の中でバードのミサ曲(3声、4声、5声)とともに特に美しいものとしてと知られる。 「エレミア哀歌」は旧約聖書に出てくる預言者エレミアが、紀元前6世紀、新バビロニアに滅ぼされたエルサレムの荒廃を嘆いたとされる歌である。原典のヘブル語で、詩の各節が、ABCのアルファベットで始まるように作られている。 「エレミア哀歌」は、タリスのほかにも、アントワーヌ・ブリュメリ(仏1460-1520),ホワイト(英... ...続きを見る

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2017/06/29 07:33
古楽つまみ食い(20)モラレス  モテトゥス「より良き生活のうちに」「羊飼いたちよ、語れ」
クリストバル・デ・モラレス(西1500-1553)は、モテトゥスにおいて素晴らしい曲が多い。 すべてに劇的な表現力と抑制の調和が実現されている。なかでも、「より良き生活のうちに」「羊飼いたちよ、語れ」が一層心に滲み込んでくる。 「より良き生活のうちに」は、歌詞が、「人間は,埃から生まれ死して埃に返るにすぎない存在である。」打ち砕かれた謙虚な心こそが人間にふさわしいと悔い改めを求める。「羊飼いたちよ、語れ」は「キリストのご誕生を」と歌うくだりに、えもいわれぬ喜びが感じられる。 このほかのモテ... ...続きを見る

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2017/06/28 07:15
古楽つまみ食い(19)ジャヌカン  シャンソン「狩の歌」「鳥の歌」「女のおしゃべり」 
クレマン・ジャヌカン(仏1485-1558)はフランスの世俗歌謡シャンソンの作曲家であるが、言葉に鳥や動物の擬音や擬態語を取り入れるとともに、市民の日常生活を描写した歌を作り出していて、その独特でダイナミックな音の世界に圧倒される。 「鳥の歌」「狩の歌」など鳥、動物と言葉の混成体が、四声の複雑な音の組み合わせで展開するその技は神がかりでさえある。無条件に面白いし、この時代にこのような優れた労作が数多く作り出されていたことにただただ驚くばかりである。 ...続きを見る

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2017/06/27 07:36
古楽つまみ食い(18) ニコラ・ゴンベール   モテット「命半ばにわれら死ぬ」世俗歌「兎狩り 
ゴンベール(フランドル1495-1560)は、ジョスカン・デ・プレの弟子であり、ジョスカンより不協和音などを積極的に取り入れた複雑なポリフォニを作っている。 モテット「ムーサたちよ嘆け」は、ジョスカンの追悼曲で不協和音などの効果がよく現れている代表例である。 ゴンベールは、自作のモテット「命半ばにわれら死ぬ」をもとに、パロディミサを作っている。 和声の、低音に深みと複雑な音の推移に魅了される。 「命半ば」というのは、「永遠の命」に対する言葉なのであろう。 「罪深いわれらに苦い死を与えな... ...続きを見る

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2017/06/26 07:13
古楽つまみ食い(17) レリティエル   モテトゥス「ニグラ・スム」
ジャン・レリティエル(仏、伊1480-1552)はジョスカン・デプレの弟子である。 彼のモテトゥス「ニグラ・スム」は、パレストリーナが、それをもとにパロディミサ「ニグラ・スム」として作曲していることから、注目されいるのであるが、レリティエルの素朴な美しさは胸に染み入ってくる。 「ニグラ・スム」は旧約のソロモン雅歌にテキストがあるが、「私は、色が黒いが美しい。だから王に愛されて、ご自分の寝室に導き入れられた。」という元来エロティックな歌詞が、主とマリアの詩に変えられていったもの。聖と俗が融合す... ...続きを見る

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2017/06/25 07:55
古楽つまみ食い(16) W.コーニッシュ「悲しみにくれて」「ああロビン」(世俗歌:キャロル)
W.コーニッシュ(英1465-1523)ルネッサンス初期のヘンリー8世時代の傑出した作曲家。 このような美しい曲が、この時代になぜ作られたのかと思われるほど印象深い。 特に「ああロビン」は有名で不思議な音がする曲であるが、それに劣らず、「悲しみにくれて」も、十字架に釘付けにされたイエスの受動の極限ともいうべき姿の悲しみを歌っている。 一方、コーニッシュは宗教曲であるモテトゥスも聞き応えのある作品を作っている。 「サルヴェ・レジーナ」「キリストの母なる処女よ、喜べ」など美しい曲があるが、「... ...続きを見る

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2017/06/24 07:50
古楽つまみ食い(15) ブリュメル 「エレミア哀歌」
アントワーヌ・ブリュメリ(仏1460-1520)は、ジョスカンなどと同世代の作曲家で、北フランス、ジュネーブ、イタリアなどで活躍した人であるが、余り記録もなく良く知られていない。 エレミア哀歌は、なにげない音の流れに、秘めた悲しみが漂うような感動を覚える曲である。 ...続きを見る

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2017/06/23 07:15
古楽つまみ食い(14) ラ・リュ- 「レクイエム」
ピエール・ド・ラ・リュ-(フランドル1460-1518)は、オブレヒトなどとともにジョスカン・デ・プレの同時代者。 彼の「レクイエム」は、オケゲムのレクイエムに続く古いポリフォニーのレクイエムである。 この曲は、まるで死者を柔らかく包んで雲に乗せて送るような雰囲気がある。 音域が低いので、肉声と器楽の組合わせで演奏されることが多いがそこがまた魅力である。彼の作品中もっとも傑出したものとされているが、聞く人引き込んでゆくような不思議な優しさがある。このほか、モテトゥス「めでたし女... ...続きを見る

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2017/06/22 07:50
古楽つまみ食い(13)オブレヒト  モテトゥス「祝されたまえり、マリア」「めでたし、十字架よ
ヤコブ・オブレヒト(フランドル1450-1505)は、ジョスカン・デ・プレの同時代者で、イザーク、ラ・リューなどとともに活躍。 オランダのユトレヒトでオブレヒトが楽長をしていたとき、高名なユマニストのエラスムスが少年聖歌隊員として歌っていたといわれる。 オブレヒトは平明な作風といわれ、モテトゥス「祝されたまえり、マリア」「めでたし、十字架よ」の2曲は、グレゴリオ聖歌などのプレーンチャントの複数の旋律と歌詞が4声、5声でそれぞれポリフォニックに模倣し合いながら歌われ大変楽しく聞くことが出来る。 ...続きを見る

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2017/06/21 07:47
古楽つまみ食い(12)イザーク モテトゥス「至高なる羊飼いよ」他
イザーク((フランドル、1450−1517)は、ジョスカン・デ・プレと並び立つ実力派でである。 シャンソンなどのほかに宗教音楽でも「使徒のミサ」や重厚なモテトゥスで聞くものを圧倒する。 モテトゥス「至高なる羊飼いよ」などは、重厚な中にも自然な伸びやかさがある。 また「あなたはまったく美しい」は、ハーモニックな調べの後半、何度もあらわれる沈黙があり、終息に向かい引き潮を聞いているような美しさがある。ほかに、「いとも賢きかの処女が」など。 ...続きを見る

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2017/06/20 07:52
古楽つまみ食い(11)イザーク 「私は安楽に暮らせない」「インスブルックよ、さらば」(シャンソン)
イザーク((フランドル、1450−1517)は、デ・プレと並び立つ大家である。 「インスブルックよ、さらば」は、インスブルック冬季五輪の閉会式で歌われるなど、今も歌われていて有名であるが、「私は安楽に暮らせない」というシャンソンも、深いバスの音が心に染みてくる。何度聞いても飽きない一曲である。 ...続きを見る

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2017/06/19 07:14
古楽つまみ食い(10)ジョスカン・デ・プレシャンソン「千々の悲しみ」
ジョスカン・デ・プレ(フランドル、1440−1521)のシャンソン「千々の悲しみmille regrets」は、「天正の少年使節」が秀吉の前で演奏トしたとされる曲。 当時スペインなどで流行、神聖ローマ帝国の皇帝カール5世が大変好きだったことから「皇帝の歌」とも言われている。(この曲はモラレス、ゴンベール,ナルバエスなどが編曲している。) この曲とは別にジョスカンには、「わが愛しき人Que vous ma dame」などのシャンソンがある。 グレゴリオ聖歌の一部が定旋律になっているモテゥス・... ...続きを見る

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2017/06/18 07:55
古楽つまみ食い(9)ジョスカン・デ・プレ 「オケゲムの死を悼む晩歌」 「アヴェ・マリア」
ジョスカン・デ・プレ(フランドル、1440−1521)は、ルネッサンス音楽の最盛期の大作曲家の一人。 彼の作品のなかで、とくに美しいといわれる作品。 オケゲムの死を悼む曲が、オケゲムを引き継ぐデ・プレによって作られ、このように美しい5声によって歌われ、次世代へと音楽の調和の輪が広がってゆくことに感動する。 歌詞のなかに、次の世代の作曲家、ジョスカン、ブリュメル、ラ・リュー、コンベールの4名が出てくる。 またアヴェ・マリアは、グノーやアルカデルトなど旋律の美しいものが有名だしたくさんあるが... ...続きを見る

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2017/06/17 07:29
古楽つまみ食い(8)オケゲム 「レクイエム」「けがれなき神の母Intemerata Dei Mat
オケゲム(Johannes Ockeghemフランドル1410頃-1497)のレクイエムは、史上最古のポリフォニー・レクイエムといわれるものである。 中世のあいだは死者のためのミサは、グレゴリオ聖歌によって演奏されてきたが、デュファイやオケゲムによって初めて多声化された(残念ながらデュファイの曲は、残されていない)。 オケゲムの「レクイエム」章のひとつ(トラクトゥス)に詩篇42「鹿が谷川を慕うごとく」が取り入れられている。 「魂は神を慕いあえぐ」「お前の神はどこにいる」など神に見放されてし... ...続きを見る

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2017/06/16 07:25
古楽つまみ食い(7)ギョーム・デュファイ   シャンソン「ああ,わが悲しみ」
デュファイ(フランドル1400-1474)のシャンソンのなかでは、「もしも私の顔が青いなら」が、同名の彼の代表作のミサにその旋律が使われていることで有名であるが、数あるシャンソンのなかで一際印象的な旋律が、「ああ,わが悲しみ(Helas mon dueil)」である。現代のフォークソングにも通ずる叙情的な旋律は、一人だけのものではく、皆と悲しみを共有する旋律である。 ほかに、「「よい日,よい月、よい年」「新年の日」「もしも私の顔の青いなら」など。 ...続きを見る

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2017/06/15 08:04
古楽つまみ食い(6)ダンスタブル  モテトゥス「聖霊よ、来たりたまえVeni Sancte Spir
ジョン・ダンスタブル(英1390-1453)は、中世末期イギリスの最大の作曲家といわれ、大陸とイギリスの和声を融合しルネッサンス音楽誕生をもたらした人と言われている。 この曲は、中世音楽の手法である複雑なイソリズム(旋律を反復する一定の繰り返されるリズムに埋め込む手法)を用いている驚異的なモテトウスである。 二つのグレゴリオ聖歌のVeni Sancte SpiritusとVeni creator Spritusと前者の改編した曲に基づく4声を、反復するリズムにまさに埋め込みながら展開させる。... ...続きを見る

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2017/06/14 07:04
古楽つまみ食い(5)ギヨーム・ド・マショー  「ダヴィデのホケトゥス 」
ギヨーム・ド・マショー(仏1300-1377)は、ポリフォニーの本格的なミサ曲を最初に作曲した人である。 一人の作曲家がミサの通常文をすべて作曲する「通作ミサ」の最古のものがマショーの「ノートルダム・ミサ」である。古楽の黎明期であるゴシック期は、ノートルダム学派(1160-1250)、アルス・アンティクワ81250-1320)、アルス・ノヴァ1320-1380)の3期間に分けられるが、マショーは、アルス・ノヴァの時代の中心的な作曲である。 マショーは、モテトゥスや世俗曲も作っていて、「ああ... ...続きを見る

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2017/06/13 07:35
古楽つまみ食い(4)モンセラートの朱い本
スペイン・バルセロナ郊外のモンセラート山の黒い聖母像で知られるモンセラート修道院に伝承される14世紀の朱い写本(1399製作)には、巡礼者たちによって歌い踊られた10曲の歌が残されている。 民謡や賛歌などで、単旋律、2声、4声のポリフォニー歌曲もある。素朴で力強い旋律は大変魅力的である。 「声をそろえていざ歌わん」や「7つの喜び」などの掛け声のようなマリア賛美には、人々の素朴な一体感と喜びが伝わってくる。 「あまねき天の女王」は、時間が止まってしまったような、ゆったりした世界の中で満たされ... ...続きを見る

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2017/06/12 07:41
古楽つまみ食い(3)中世イギリスの歌  「夏は来たりぬ」「天使がひそかに」ほか
まだ多声音楽の中心がフランスにあった13世紀ころに、作者不詳の「夏は来たりぬ」など6声で輪唱による世俗歌がイギリスに存在していた。 音楽史上奇跡に近いといわれている。 民謡風の素朴なリズムが多声で躍動する。 この頃の数々のマリア賛歌の曲なども素朴で温かい。古楽の魅力は、この頃の民衆的な素朴な歌に原泉がある。「天使がひそかに Angelus ad virginem」はラテン語であるが、その英語版の「ガブリエルは天父から」や、「祝福あれ(Edi be thu)」などの小曲を聞くと至福の喜びを覚... ...続きを見る

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2017/06/11 07:53
古楽つまみ食い(2)スラヴ典礼音楽 「十字架挙栄祭」「四旬節と復活祭の聖歌」
スラヴ典礼はビザンツ典礼の流れをくむギリシャ正教の典礼である(スラヴ諸国において独自の民族的色彩のもとに発展したビザンツ=スラヴ典礼)。 楽器を使用しない、独特の旋律をつなぎ合わせた旋法という特徴がある。 大地の香りというか、海岸に打ち寄せる静かな波の音を聞くような、豊かでいつまでも聞き入っていたくなるような不思議な典礼音楽である。歌詞は、典礼だから祈りそのものであるが、祈りがこのような素晴らしい音楽のなかで行われることを大変羨ましく思う。 ...続きを見る

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2017/06/10 08:19
古楽つまみ食い(1)グレゴリオ聖歌、ソールズベリー聖歌
グレゴリオなど聖歌は癒しの音楽といわれるが、何度も聞きたくなる歌というのは必ずしも多くない。プロテスタントのコラールのように繰り返し聞いたり謳いたくなる聖歌を挙げてみる。  (グレゴリオ聖歌)  ◆サルヴェ・レジーナSalve,Regina ◆来たれ,造り主なる聖霊よ Veni Cretator Spiritus ◆過越のいけにえを Victimae paschali laudes ◆シオンよ汝の救い主を讃えよLauda Sion、 ◆われは御身を敬虔にあがめAdoro te dev... ...続きを見る

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2017/06/09 07:18
私の好きな古楽100(100)バッハ  「フーガの技法」BWV1080
バッハ(独1685-1750)の「フーガの技法」は、一つの主題を複数の声部が追いかけるのであるが、そこには反行、縮小、二重、3重、鏡影、カノンなどさまざまなフーガが展開する。 やや衒学的で、感覚に訴える要素を犠牲にしても、対位法の技を極限にまで突き詰めた作品といわれている。 18のフーガを詩篇との関連で読み解こうとする試みもある。 バッハの音楽には、音楽を超えたロゴスの世界を暗示させるような力があるのは確かだ。 ...続きを見る

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2017/06/08 07:52
私の好きな古楽100(99)バッハ  「音楽の捧げもの」BWV1079
バッハ(独1685-1750)のこの有名な曲は、フリードリッヒ2世がバッハに与えた主題により作曲し王にプレゼントした作品である。 魅力はこの主題の旋律。この一連の作品のなかで、やはり「フルート・トラヴェルソ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ」が素晴らしい。ラルゴ、アレグロに続きアンダンテが始まると、この曲に出会えた喜びを感ずる。バッハが王の前で即興した「3声のリチェルカーレ」、即興できなかったが後で献呈した「6声のリチェルカーレ」など話題も面白く、曲集としても堪能できる。 ま... ...続きを見る

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2017/06/07 07:40
私の好きな古楽100(98)バッハ  「無伴奏チェロ組曲BWV1007-1012」  
バッハ(独1685-1750)の「無伴奏チェロ組曲」は、聞けば聞くほど、いつの間にか自分の内面の声を聞いているような気分になってくる。 言葉にならない音楽の言葉が語られてゆく。 私はその言葉にうなずきながら聞く。 6曲のすべて、前奏曲が、滑り込むように曲にいざなう。 第1組曲から第6組曲に至るまで、だんだん深い世界に入ってゆく。 スラーが奥へ深く引きつれ、付点のリズムが激しく鼓動する。各組曲の、ブーレ、ガボットが降りtてゆく階段の踊り場で、生き生きと躍動する。第6組曲は、音域が一層... ...続きを見る

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2017/06/06 10:14
私の好きな古楽100(97)バッハ  「無伴奏チェロ組曲BWV1007-1012」
バッハ(独1685-1750)の「無伴奏チェロ組曲」は、聞けば聞くほど、いつの間にか自分の内面の声を聞いているような気分になってくる。 言葉にならない音楽の言葉が語られてゆく。私はその言葉にうなずきながら聞く。 6曲のすべて、前奏曲が、滑り込むように曲にいざなう。 第1組曲から第6組曲に至るまで、だんだん深い世界に入ってゆく。スラーが奥へ深く引きつれ、付点のリズムが激しく鼓動する。各 組曲の、ブーレ、ガボットが降りtてゆく階段の踊り場で、生き生きと躍動する。 第6組曲は、音域が一層... ...続きを見る

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2017/06/05 07:17
私の好きな古楽100(97)バッハ  「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV10
バッハ(独1685-1750)のこの曲は、誰もが一度は心酔する名曲である。 パルティータ第2番のシャコンヌは、深い感動を与えてくれる。 一方、ソナタも素晴らしい。第1番の2楽章フーガの始まりの部分や3楽章のシチリアーノの柔らかな響き、第2番の3楽章アンダンテの美しさ、4楽章アレグロの不思議な響きなど魅力一杯である。 また、ソナタ3番は宗教色が強いといわれる。 1楽章は鐘の音、2楽章はコラールの祈り。3楽章のメロディとバスの響きが素晴らしい。 ...続きを見る

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2017/06/04 07:37
私の好きな古楽100(96)バッハ イタリア協奏曲BWV971
イタバッハ(独1685-1750)のこの有名な「イタリア協奏曲」は、いわゆるソロと管弦楽の協奏曲ではなく、2段鍵盤(チェンバロ)による協奏曲的な形式原理を持ったソロ器楽曲である。 ヴィヴァルディなどのイタリアの合奏協奏曲の作曲原理を取り入れていることから「イタリア協奏曲」といわれている。 1楽章:ヘ長調(アレグロ)→2楽章:ニ短調(アンダンテ)→3楽章:へ長調(プレスト)と、緩/急、長/短、強/弱の効果的な組み合わせが、曲の流れを生き生きとさせると共にまとまりのあるものにしている。 特に1... ...続きを見る

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2017/06/03 08:23
私の好きな古楽100(95)バッハ 「半音階的幻想曲とフーガニ短調 BWV903」
この曲はベートーベンもよく研究したといわれる。 幻想曲の急速なパッセージ、大胆な転調、加えて、「語り歌う」レチタティーヴォ、しばし、バッハの他の曲にみられないこのドラマティックな曲に息をのむ。 この即興的な《幻想曲》で表現は、《フーガ》という厳格性に引き継がれ高められ、濃縮される。 ...続きを見る

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2017/06/02 06:22
私の好きな古楽100(94)バッハ平均律クラヴィーア曲集(2) 
24の調による「プレリュードとフーガ」の第2集。 第1集に比べ音楽性が豊か。全体的にプレリュードが美しい。優雅さ、快適さ、甘美さなど次々繰り広げられる多彩な曲想に、飽きることはない。なかでも、印象に残る曲は、 第4曲嬰ハ短調BWV873、 第6曲ニ短調BWV875、 第8曲嬰ニ短調BWV877、 第9曲ホ長調BWV878、 第22曲BWV893変ロ短調など。 第4曲嬰ハ短調BWV873は、大変哀愁に満ちた深い表現で胸にしみわたってくるプレリュード、軽快ではあるが、深い情感を維持した... ...続きを見る

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2017/06/01 07:59

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