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何度も聞く古楽2018-74ヘンデル ハープシコード組曲
ヘンデル(英1685-1759)のハープシコードの作品には、魅力的な曲が多い。 ヘンデル自身、ドメニコ・スカルラッティとハープシコードの腕試しをした逸話があるほどの名手である。 「調子のよい鍛冶屋(組曲第5番)」は、もっとも有名でありいつ聞いても楽しくさせてくれる曲である。この原曲は「シャコンヌ ト長調」の主題と変奏にある。 ヘンデルは、ハープシコードにおいて霊感を得た音楽を伝えようとしたといわれるが、彼のリズムや音の展開には湧き出る泉のように心の乾きを潤してくれるものがある。 この... ...続きを見る

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2018/06/30 07:00
何度も聞く古楽2018-73ヘンデル  「リコーダソナタ」
ヘンデル(英1685-1759)の作品のなかで、「リコーダソナタ」は、多くの人に愛されている。 リコーダを吹くアマチュアにもプロにも。 曲が明るく、気持ちを平和な調和の世界に整えてゆく。とにかく旋律に無理がなく単純で質素なのであるが、内実が豊かで聞き手の心を満たしてくれる。 ソナタハ長調、イ短調、変ロ長調をはじめ、トリオソナタなどもより豊かな表現力を伴って、リコーダと通奏低音の、他の楽器にはない魅力的な雰囲気に浸ることが出来る。 ...続きを見る

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2018/06/28 06:40
何度も聞く古楽2018-72 ヘンデル  詩篇歌「主はいわれたDixit Dominus」
詩篇110番「主はいわれたDixit Dominus」は、ダビデの詩による賛歌であり、マタイ福音書でイエスがこの言葉を語っている。 「主はいわれた。”私の右の座に着きなさい。わたしがあなたの敵をあなたの足元に屈服させるときまで”と」。イエスが現世におりて人となり、受難して再び昇天するするまでの間の、イエスに対する神の言葉としてとらえられている。この詩篇歌で、ヘンデル(英1685−1759)に勝るものはないであろう。出だしの畳み掛けるようなリズムにすっかり魅了されてしまう ...続きを見る

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2018/06/27 07:24
何度も聞く古楽2018-71 D. スカルラッティ  「ソナタ集」
ドメニコ・スカルラッティ(伊1685-1757)は、ヘンデルとチェンバロの腕試しをした逸話がある名手であり、「555のソナタ」を残している。 バッハ、ヘンデルと同じ年の生まれである。 彼のソナタは、フラメンコの踊りやギターの音楽を思わせる音型、両手の激しい対話、憂愁を漂わせる響きなど多彩であり、飽きさせない魅力たっぷりの曲集である。 特にK132ハ長調,K501ハ長調などが印象深い。 ...続きを見る

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2018/06/26 07:29
何度も聞く古楽2018-70ラモー  「クラブサン集」
ジャン・フィリップ・ラモー(仏1683-1764)は、ジャン・ジャック・ルソー時代のオルガニスト、作曲家、音楽理論家でもある。「クラブサン集」には、「第1」、「第2」、「新」と3集あるが、いずれのどの曲も聴く人を退屈させない。 舞曲がベースになっていることや標題音楽などが楽しさを増す。 すべてが空気のようであり、さわやかな風が耳元を駆け抜けてゆく。 特に第2集の、標題音楽の「小鳥たちの集合ラッパ」「リゴドン」「タンブラン」「恋のくりごと」「ソローニュのお人好し」、新曲集の「ガボットとドウ... ...続きを見る

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2018/06/25 06:56
何度も聞く古楽2018-69テレマン  「リコーダ協奏曲
テレマン(独1681-1767)といえば、同時代のバッハやヘンデルより当時は、人気と名声があった人である。 代表作は、「ターフェルムジーク(食卓の音楽)」。さまざまな楽器を魅力的に鳴らし質の高い作品を大量に作り出しているのだが、ここで取り上げるのは「リコーダ協奏曲」。 バロック時代は、ヴィルトゥオーゾ楽器としてリコーダが人気があったが、テレマンのリコーダ作品を聞くと、リコーダの魅力が最大限に引き出され精気がみなぎっている。ハ長調、ホ短調、ヘ長調、組曲イ短調など傑作が多い。中でもホ短調は、リコ... ...続きを見る

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2018/06/24 07:26
何度も聞く古楽2018-68ヴィヴァルディ   「調和の霊感」
ヴィヴァルディ(伊1678-1741)の「調和の霊感」は12の協奏曲からなり、「四季」と並ぶもっとも有名な曲である。 彼は「赤毛の神父」の愛称を持つ神父で、孤児院付属の女子音楽院の教師として活躍し、この音楽院の演奏のために多くの作品が書かれたいわれている。 子供から大人まで音楽の調和の喜びに導くような明るさがあるのもそんなところから来るのかもしれない。 6番の独奏ヴァイオリンの曲が、ヴァイオリンを学ぶ子供の教則本に載っていて、この曲をより親しみのあるものにしている。このほか、5番、8番、9... ...続きを見る

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2018/06/23 07:24
何度も聞く古楽2018-67ヴィヴァルディ   「スタバトマーテル」
ヴィヴァルディ(伊1678-1741)といえば「四季」があまりにも有名だが、宗教曲においてもすばらしいものがある。 彼は、もともと司祭でもあった。宗教曲といっても、劇音楽に興味を持っていたヴィヴァルディは、宗教的独唱とシンフォニア的なコンチェルトの組み合わせで作られている。 「スタバトマーテル(悲しみの聖母)」は、ペルコレージ、パレストリーナなど多くの作品があるが、ヴィヴァルディの場合も、十字架上のわが子に対し「人として泣かぬものがあろうか」という言い知れぬ悲しみに打ち崩れながらも、苦しみに... ...続きを見る

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2018/06/22 08:02
何度も聞く古楽2018-66クープラン クラブサン曲「恋する夜うぐいす」「神秘な障壁」他
フランソワ クープラン(仏1668-1733)は、ラモー(仏1683-1764)とともに、フランスクラブサン学派の巨匠の一人。クープランの作品の標題に伴う情景描写が極めて印象的である。 たとえば「恋する夜うぐいす」「神秘な障壁」「修道女モニク」などの小曲をきくと、爽やかなイメージの詩のアニメ動画を見ているような錯覚を覚える。 特に響きを消した音を効果的に使った和声の展開が印象的である ...続きを見る

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2018/06/21 06:44
何度も聞く古楽2018-65ヨハン・クリストフ・ペーツ  「パストラール協奏曲 ヘ長調」
パストラーレ(キリスト降誕の夜、牧童が笛を吹いたという聖書に基づき田園情緒を描こうとする)については、コレッリで紹介したが、ドイツの作曲家ヨハン・クリストフ・ペーツ(独Johann Christoph Pez 1664-1716)のパストラール協奏曲ヘ長調も素晴らしい。 ドイツ人であるが、イタリアでコレッリに学び、フランスのリュリなどの影響も受けている。 弦楽に2本のリコーダーが加わり、牧歌的な雰囲気を出している。 ...続きを見る

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2018/06/20 07:29
何度も聞く古楽2018-64ジュゼッペ・ヤッキーニ  チェロソナタ
ジュゼッペ・ヤッキーニ(Giuseppe Maria Jacchini伊1663-1727)は、チェロの黎明期のチェロ奏者で作曲家、ドメニコ・ガブリエル(伊1659-1690)(186参照)に師事したといわれる。いくつかのチェロソナタが素朴で、哀愁を帯びた旋律が親しみやすい。また舞踏的なリズムの楽しさも魅力的だ。「ソナタ・ハ長調」、「ソナタ・イ短調」、「ソナタ・ト長調」などチェロならではの魅力が生かされ、いずれも飽きさせない。 ...続きを見る

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2018/06/19 07:05
何度も聞く古楽2018-63ドメニコ・ガブリエル  「ソナタ ト短調」「ソナタ イ長調」
ドメニコ・ガブリエル(伊1659-1690)は、バロック時代の作曲家でチェリスト。 「チェロのドミニカ」といわれていたようで、チェロの作品が面白い。 なかでも「ソナタ ト短調」「ソナタ イ長調」が印象に残る。ト短調は、のびやかで語りかけるように歌う、何か思い出が詰まった話をするような。 イ長調は、切なく美しい旋律と、軽快なリズムとが交互に展開し、緩急のチェロの魅力を味わうことができる。 ...続きを見る

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2018/06/18 07:02
何度も聞く古楽2018-62パーセル  ファンタジア「第5番、インノミネ」「 ソナタ6番」
パーセル(英1659-1695)は、バロック時代の英国の大作曲家で、彼の「ファンタジア」には不思議な魅力がある。ファンタジアというのは、声楽曲で培われたポリフォニー技法を器楽曲に転用したもので、器楽曲が独自の道を始めた時の音楽である。テキストなしで思うままに旋律を作り出し独自の発想で練り上げてゆく。「声と言葉」から開放された斬新さ、音そのものの喜びのようなものを感じさせる。ファンタジアのどの曲も素晴らしいが、第5番とインノミネの2曲は何度も繰り返して聞きたくなる曲である。「インノミネ」はジョン・... ...続きを見る

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2018/06/17 08:12
何度も聞く古楽2018-61パーセル 「組曲6番」「ラウンド0」「グラウンド」
ヘンリー・パーセル(英1659-1695)は、彼にはいくつかの優れたハープシコードの作品がある。 ちょっとしゃれた感じの「組曲6番」、哀愁を感じさせる「グラウンド」そしてブリテンの「青少年管弦楽入門」の主題にになっている「ラウンド0」など。 「ラウンド0」は、劇付随音楽のアブデラザールの中の第2曲「ロンドー」からきている。音そのものの喜びのようなものを感じさせるパーセル独特の自由奔放な世界がある。 ...続きを見る

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2018/06/16 08:01
何度も聞く古楽2018-60マラン・マレ  ヴィオール曲「聖ジュヌヴィエーヴ教会の鐘の音」
マラン・マレ(仏1656-1728)は、ルイ14世に仕えたヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者であり作曲家である。 マラン・マレについて書かれた小説に、パスカル・キニャールという人の「めぐり逢う朝」がある。 マレの師コロンブとの共感、葛藤を描いたものであるが、この中で「音楽とは言葉では語れぬことを語るためにある。」「死者に残しておく一杯の水のため、、、、生まれる前の命のために。息もせず、光もなかった頃のために」といった師弟の会話があり、音楽の根源を考えさせる。 「聖ジュヌヴィエーヴ教会の... ...続きを見る

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2018/06/15 06:37
何度も聞く古楽2018-59オルガン作品集
パッヘルベル(独1653-1706)については、ブクステフーデとともにバッハに影響を与えたといわれるように、オルガン作品集に数々の傑作がある。 アポロの6弦琴、プレリュードニ短調、シャコンヌへ短調、ニ短調、リチュルカーレハ短調、さらにルターのコラールにより変奏曲「God the Father dwells with us」など。 プレリュードニ短調は、バッハを想起させる迫力のある曲想、 シャコンヌへ短調、ニ短調は聞く者の心をとらえて離さない。 リチュルカーレハ短調は、不思議な半音階に引き... ...続きを見る

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2018/06/13 07:09
何度も聞く古楽2018-58 パッヘルベル  器楽アンサンブル「音楽の楽しみ」
ヨハン・パッヘルベル(独1653-1706)は、「カノンとジーグ」で有名であるが、バッハの父アンブロジウスと交流のあったオルガニストで、ブクステフーデなどともにバッハに影響を残した人である。 彼は、オルガン曲だけでなく、器楽アンサンブルの作品を書いた。 「音楽の楽しみ」もその一つで、宮廷での「食卓音楽」として演奏された「6 曲のパルティータ」からなる小アンサンブル作品である。「カノン」や5声、4声のパルティータなどとともに、題名どおり[音楽の楽しみ]を味わうことが出来る。4番ホ短調など特に素... ...続きを見る

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2018/06/12 09:59
何度も聞く古楽2018-57 ゲオルク ムファット  「シャコンヌ ト長調」(「調和の捧げ物」組
ドイツのプロテスタントのオルガン音楽において、バッハの先輩たちにブクステフーデやパッヘルベルなどがいるが、その当時の一人、ゲオルク ムファット(Georg Muffat独1653-1704)は南ドイツ オーストリアのカトリック系オルガン音楽を代表する作曲家である。 パリでリュリに、ローマでコレッリに学んでいる。ビーバーとも交流があり、ムッファトは汎ヨーロッパ的な人生を送っている。 この頃のトッカータ、パッサカリア、シャコンヌなどはフランス、イタリアの影響を強く受けている。 シャコンヌは、舞... ...続きを見る

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2018/06/11 07:19
何度も聞く古楽2018-56 ビーバー  「ロザリオソナタ」
ナツ・フランツ・ビーバー(チュコ1644-1704)は、17世紀屈指のヴァイオリンのヴィルトゥオーソ・作曲家」といわれる。 ザルツブルグの宮廷礼拝堂楽長を務めていたこともあり、「教会あるいは宮廷用ソナタ」「ロザリオのソナタ」「レクイエム」など宗教的な色彩の強いヴァイオリンソナタがある一方、「描写的なヴァイオリンソナタ」など、鳥や動物、戦いなどを描写した標題音楽なども作曲している。 マリアを主題とした「ロザリオのソナタ」は、パッサカリアやソナタ6番など高度の技法と深みのあるヴァイオリンの響きに... ...続きを見る

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2018/06/10 07:42
何度も聞く古楽2018-55シャルパンティエ     「真夜中のミサ」
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(仏1643-1704)は、バッハより少し前のフランスの作曲家で、この「真夜中のミサ」は、クリスマス前夜の真夜中の曲。 当時、フランスで広く歌われていたノエル(クリスマスの歌)が、ミサ曲として仕立てられている。 合唱と器楽合奏で作られ、素朴な笛の音は牧歌的な雰囲気を出している。出だしのキリエを聴いた途端、その美しい安らぎのメロディに魅了されてしまう。 バッハの「マタイ受難曲」のコラールなどの響きとも違って、もっとフランス的な明るい美しさがある。いつまでもこ... ...続きを見る

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2018/06/09 07:44
何度も聞く古楽2018-54 ブクステフーデ オルガン作品「前奏曲 ト短調149」
ブクステフーデブクステフーデ(独1637−1707)のオルガン作品は、前奏曲やフーガに優れた作品が多い。 特に「前奏曲 ト短調149」「フーガ ハ長調174」のこの2曲は、特に印象に残る作品である。 前奏曲 ト長調149」は、冒頭、大自然の鼓動を思わせる重厚な低音の旋律で始まり、深い世界へと我々を引き込んでゆく。芸術性の高い名作である。「フーガ ハ長調174」は、ジーグ舞曲のリズムによる可愛らしいブーガ。 断片的な小曲であるが、大変美しい。 ...続きを見る

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2018/06/08 07:25
何度も聞く古楽2018-53ブクステフーデ  オルガン・コラール「いかに美しきかな暁の明星は」
ブクステフーデ(独1637−1707)については、パッサカリアのような壮大なオルガン曲の一方で、オルガンコラールの作品群は、素朴で美しい魅力がある。 「いかに美しきかな暁の明星は(BuxWV223)」「われ汝を呼ぶ、主イエス・キリスト(BuxWV196)」「甘き喜びのうちに(BuxWV197)」「来たれ聖霊、主なる神(BuxWV199)」「今我ら聖霊に願い奉る(BuxWV208)」など。 バッハやパッペルベルなども同様にコラールに基づくオルガン曲を作っているが、ルター派のコラールの旋律には素... ...続きを見る

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2018/06/07 06:56
何度も聞く古楽2018-52 ブクステフーデ   オルガン曲「パッサカリア ニ短調」
ブクステフーデ(1637−1707)は,J.S.バッハ以前のドイツにおいて最大の教会音楽の作曲家といわれる人で、バッハに多大な影響を与えている。 ブクステフーデのオルガン曲には、プレリュード、トッカータなど沢山あるが、コラールやパッサカリアなどが、素朴で柔らかく聞く人の心に語りかけてきて印象的である。 特にパッサカリアニ短調は、ヘッセの小説「デミアン」の中で、「古いオルガン音楽のえり抜きの曲」で「この異様な深い沈潜的な、自分自身に聞き入っているような音楽に浸った。それはいつ聞いても快く、心の... ...続きを見る

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2018/06/06 07:48
何度も聞く古楽2018-51 フローベルガー 「トッカータ第11番(聖体奉挙のために)」他
フローベルガー(独1616-1667)については、組曲など標題音楽について取り上げたが、その中で「フローベルガーは、ヘルマン・ヘッセの小説「ガラス玉遊戯」の中で、主人公クネヒトが初めて出会う音楽名人のイメージとして取り上げられている。」と書いた。 ヘッセのフローベルガーへの思いは、標題音楽ではなく、ブクステフーデやバッハへ連なる荘重な鍵盤音楽のイメージを持っていたのではないかと思う。 彼の重厚さをイメージする音楽は、トッカータ、リチェルカーレ、カンツオーナ、ファンタジア、カプリッチョなどの作... ...続きを見る

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2018/06/05 07:23
何度も聞く古楽2018-50ローベルガー 標題音楽「哀歌」 ほか
ヨハン・ヤーコブ・フローベルガー(独1616-1667)は、初期バロック時代の鍵盤楽器奏者、作曲家でフレスコバルディの弟子で、イタリアの音楽をドイツに橋渡しをした。ブクステフーデやバッハに先行するドイツの重要な作曲家である。バロック時代の組曲の構成舞曲(アルマンド、ジーク、クーラント、サラバンド)を確立したとされる。彼には下記のような、いくつかの標題音楽があり組曲に組み込まれている。いずれも題名が面白く情感豊かな曲が多い。 ●「皇帝フェルディナント3世陛下の痛切の極みなる死に捧げる哀歌」「ロー... ...続きを見る

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2018/06/04 09:27
何度も聞く古楽2018-49シュッツ 「音楽による葬送」
ハインリッヒ・シュッツ(独1585-1672)は、17世紀のドイツ音楽を確立した人でドイツ音楽の父と言われている。 大バッハ誕生100年前に生まれている。 受難曲やモテットを多く作曲している。「音楽による葬送」は、シュッツの領主であった伯爵に依頼されて作曲した埋葬儀式のための教会音楽で、ドイツレクイエムの最初の作品である。 この曲は、「裸で私は母の胎からでた。裸でまた、そこへ帰ってゆこう」という歌詞で始まり一貫して「主よ私はあなたを離しません。私を祝福して下さるまで」と死に打ち勝つ恵みを求... ...続きを見る

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2018/06/03 07:01
何度も聞く古楽2018-48 フレスコバルディ 「フィオーリ・ムジカーリ(音楽の花束)」
ジローラモ・フレスコバルディ(伊1583-1643)は、声楽界におけるモンテヴェルディと並んで、初期バロックの鍵盤楽器の最大の作曲家である。ローマのサン・ピエトロ寺院のオルガニストであり、聖歌に代わる典礼用のオルガン曲などを作曲し、弟子のフローベルガー(独1616-1667)を通して、ブクステフーデやバッハなどドイツのオルガン音楽に至る道を敷いたといわれる。後のバッハなどにも影響を与えている。 その「オルガン・ミサ」の代表作が「フィオーリ・ムジカーリ(音楽の花束)」である。トッカータ、キリエ、... ...続きを見る

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2018/06/02 07:50
何度も聞く古楽2018-47ジョン・ウイルビー  イングリッシュ・マドリガル「甘き蜜吸うハチたち
ジョン ウイルビー(Jhon Wilbye 英1575-1638)は、 ルネッサンス音楽末期のイングリッシュ・マドリガルの作曲家。 イングリッシュ・マドリガルは、トーマス・モーリ(Thomas英1557-16029) をはじめジョン・ウイルビー、トーマス・ウィールクス(Thomas Weelkes英1576-1623)などエリザベス朝時代の宮廷作曲家達によって、イタリアの形式を真似て作られたが、イタリア程複雑で無く、英語にあったイギリス独自のものに発達させていて、多声だが和声を主体にした曲が多... ...続きを見る

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2018/06/01 07:15

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