ジョン・シェッパード(英1515-1558)は、タリスやタイと同時代に活躍したが若くして世を去っている。
教会音楽家としてミサ曲や多くのモテトゥスを作っている。
ここで紹介するのは詩篇112「僕らよ、主をたたえよ」に基づくモテトゥス。
詩篇は、その内容とも関連するため、詩が効果的に歌われる要素が必要になる。
この曲は、詩篇の偶数節のみ多声化され、奇数節の単旋律と交互に歌われる。
単旋律から多声化するときの,その音の深まりと広がりが効果的で、詩節の「ちりあくたの低きにいる我らを引き上げてくださる」「子なき女を喜びの母となしたもう」と孤独な人間への救済を歌うところが多声化され、聞く人に喜びを与えてくれる
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