古楽の魅力(45)モンテヴェルディ マドリガーレ集:「アリアンナの嘆き」ほか

モンテヴェルディ(伊1567-1643)は多くの優れたマドリガーレを残している。ヴェネチアのサンマルコ大聖堂の楽長を努め宗教曲を作曲する傍ら、いわばオフタイムにマドリガーレを作曲。ジェズアルドとともに代表的なマドリガーレ作者である。
モンテヴェルディは、マドリガーレ集を1~8巻まで作曲し、後半の5巻あたりから、マドリガーレを通奏低音つきの独唱歌曲に変化させ、この分野でのバロック音楽を確立したといわれている。「こうして死にたいもの」(4巻)「私の魂は」(5巻)→「あなたを愛しています、私の生命よ」(5巻)、「アリアンナの嘆き」(6巻)、「私はリラを奏で」(7巻)へと楽器の比重が増えてくる。そして「恋する者はみな戦士だ」(8巻)に至って、独唱,多声、楽器を駆使した変化に富んだ構成により集大成される。
なかでも6巻にあるマドリガーレ「アリアンナの嘆き」は有名で、オペラ「アリアンナの嘆き」の中のアリア(オペラの他の部分は、散失してしまったといわれる)で、ポリフォニックな要素は少なく、通奏低音つきの重唱歌曲という形になっている。ギリシャ神話の「アリアドネ(アリアンネ)とテセウス(テセオ)」を素材とした曲で劇的な表現が強くなってきている

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