繰返し聞き続ける古楽(4)-6ダンスタブル  モテトゥス「聖霊よ、来たりたまえVeni Sancte

ジョン・ダンスタブル(英1390-1453)は、中世末期イギリスの最大の作曲家といわれ、大陸とイギリスの和声を融合しルネッサンス音楽誕生をもたらした人と言われている。
この曲は、中世音楽の手法である複雑なイソリズム(旋律を反復する一定の繰り返されるリズムに埋め込む手法)を用いている驚異的なモテトウスである。
二つのグレゴリオ聖歌のVeni Sancte SpiritusとVeni creator Spritusと前者の改編した曲に基づく4声を、反復するリズムにまさに埋め込みながら展開させる。Veni Sancte Spiritusが旋律の中心になっているものの、同時に違う複数の旋律、歌詞が展開し、不思議な曲である。
ダンスタブルは、天文学者、数学者でもあったというから、複雑な技巧もさもありなんというところか。
このほか  モテトゥス「サルヴェ・レジーナSalve,Regina」も美しい。
グレゴリオ聖歌の旋律にこだわらず自由に作った3声の曲。優しく淡々と歌われてゆく。

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