ヴィクトリア(西1548-1611)のレクツイオ「我が心は生活に疲れたり」は、ヨブ記10章1-7節から歌詞が採られている。
レクツイオというのは、朗読に曲をつけたものである。
聖務日課でヨブ記が歌われるというのは、結局は、自分のために神を求めているにすぎない、という応報思想への厳しい戒めである。
またヴィクトリアはグレゴリオ聖歌の交唱「アヴェ・マリア」をベースにヴィクトリア(西1548-1611)は4声と二重合唱のための「アヴェ・マリア」を2曲作っている。
前者は、グレゴリオの原曲がそのまま生かされた、デ・プレに劣らぬ美しいポリフォニーである。
後者は、マリアへの祈りを切々と歌う。
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