繰返し聞き続ける古楽(9)-22 トーマス・タリス 「4声のミサ」、モテット、アンセム
トーマス・タリス(英1505-1585)は、「エレミア哀歌」で有名であるが 「4声のミサ」や数々の「モテット」、「アンセム」「ミサ」が聞き応えある。
バード(英1543-1623)とともに、エリザベス1世時代、カトリックから英国国教会のために、ラテン語から英語を用いて音楽を作ることを要請された時代の作曲家である。
アンセムとは、イングランド国教会の礼拝(サービス)のなかの短い合唱曲で、英国国教会版モテットのことである。彼のラテン語によるモテットにすばらしいものがある。
「祭祀たちは食を断ち」(38-4)「神に従わない者は」(38-8)「わが罪を消し去りたまえ」(39-10)など悔悛モテットは、「エレミア哀歌」に通ずる感動がある。他に(NAXOS)「聖なる宴」「世の救い主」[見よ奇跡を」「御身の手に主よ」なども美しい。
また、アンセム「If ye love me]は、たった数分の短い英語による曲であるが、ラテン語でなくても、優れた音楽が可能であることを示した一曲である。ヨハネ福音書でイエスが「聖霊を与える約束をする」件の歌詞であるが、英語による軽みと明るさが、ラテン語にない新しい祈りのトーンを生み出している。
「4声のミサ」は、4声の比較的シンプルなまとまりの中で快いハーモニーが展開する。ゆったりした流れに美しいささやきが交叉する。特にグローリア、クレドが美しい。
「ミサ曲の心地よい響きは、人間の(和声的)肉体に神が音として受肉する」(ウイルフリッド・メラーズ)ことであり、ポリフォニーはより深い表現を作り出す。
バード(英1543-1623)とともに、エリザベス1世時代、カトリックから英国国教会のために、ラテン語から英語を用いて音楽を作ることを要請された時代の作曲家である。
アンセムとは、イングランド国教会の礼拝(サービス)のなかの短い合唱曲で、英国国教会版モテットのことである。彼のラテン語によるモテットにすばらしいものがある。
「祭祀たちは食を断ち」(38-4)「神に従わない者は」(38-8)「わが罪を消し去りたまえ」(39-10)など悔悛モテットは、「エレミア哀歌」に通ずる感動がある。他に(NAXOS)「聖なる宴」「世の救い主」[見よ奇跡を」「御身の手に主よ」なども美しい。
また、アンセム「If ye love me]は、たった数分の短い英語による曲であるが、ラテン語でなくても、優れた音楽が可能であることを示した一曲である。ヨハネ福音書でイエスが「聖霊を与える約束をする」件の歌詞であるが、英語による軽みと明るさが、ラテン語にない新しい祈りのトーンを生み出している。
「4声のミサ」は、4声の比較的シンプルなまとまりの中で快いハーモニーが展開する。ゆったりした流れに美しいささやきが交叉する。特にグローリア、クレドが美しい。
「ミサ曲の心地よい響きは、人間の(和声的)肉体に神が音として受肉する」(ウイルフリッド・メラーズ)ことであり、ポリフォニーはより深い表現を作り出す。
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