テーマ:クラシック

★コレッリ   合奏協奏曲「クリスマスコンチェルト」

コレッリ(伊1653-1713)は、「ラ・フォリア」が有名だが、彼の合奏協奏曲で忘れられないのが、「クリスマスコンチェルト」である。 協奏曲第8番ト短調。 コレッリがキリスト降誕の夜のために作曲したもので、終章に「パストラーレ」(キリスト降誕の夜、牧童が笛を吹いたという聖書に基づき田園情緒を描こうとする)がある。 夜が静かに開けて…
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★バッハ  「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV1001-1006」

バッハ(独1685-1750)のこの曲は、誰もが一度は心酔する名曲である。 パルティータ第2番のシャコンヌは、深い感動を与えてくれる 。一方、ソナタも素晴らしい。第1番の2楽章フーガの始まりの部分や3楽章のシチリアーノの柔らかな響き、第2番の3楽章アンダンテの美しさ、4楽章アレグロの不思議な響きなど魅力一杯である。 また、ソナタ3…
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★オケゲム  世俗曲「口には笑みを湛え」「死よそなたは矢で傷つけてしまった」

オケゲム(Johannes Ockeghemフランドル1410頃-1497)については、ミサやモテトゥスを取り上げたが、世俗曲も沢山作っていて、名曲が多い。 「口には笑みを湛えMa bouche rit」は、愛を歌ったもので当時愛好された歌のようである。 また「死よ そなたは矢で傷つけてしまったMort,tu as navre」は、…
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★ヴィヴァルディ(シェドヴィル作)「忠実な羊飼い」

これまでヴィヴァルディ(伊1678-1741)の作品として、フルート奏者の主要なレパートリであったソナタ「忠実な羊飼い」は、実は、ニコラス・シェドヴィル(仏1705-1782)という人の作曲、編曲であることが分かってきた。 シェドヴィルは、ヴィヴァルディやいろいろな作曲家の曲を取り入れて編曲・作曲し、当時「四季」で評判をとっていたヴィ…
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★シェッパード 詩篇モテトゥス「僕らよ、主をたたえよ」

ジョン・シェッパード(英1515-1558)は、タリスやタイと同時代に活躍したが若くして世を去っている。 教会音楽家としてミサ曲や多くのモテトゥスを作っている。 ここで紹介するのは詩篇112「僕らよ、主をたたえよ」に基づくモテトゥス。 詩篇は、その内容とも関連するため、詩が効果的に歌われる要素が必要になる。 この曲は、詩篇の偶数…
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★モラレス  ミサ「ミル・ルグレ(千々の悲しみ)」

クリストバル・デ・モラレス(西1500-1553)は、16世紀イベリア半島において、ビクトリアに先立つ最初の大作曲家である。 ミサ「ミル・ルグレ(千々の悲しみ)」は、ジョスカン・デ・プレのシャンソン「千々の悲しみmille regrets」のパロディミサである。 「キリエ」から「アニュス・デイ」に至るどの曲においても、哀愁をおびた深…
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★ヘンデル  ハープシコード「調子のよい鍛冶屋(組曲第5番)」「シャコンヌ ト長調」

ヘンデル(英1685-1759)のハープシコードの作品には、魅力的な曲が多い。 ヘンデル自身、ドメニコ・スカルラッティとハープシコードの腕試しをした逸話があるほどの名手である。 「調子のよい鍛冶屋(組曲第5番)」は、もっとも有名でありいつ聞いても楽しくさせてくれる曲である。 この原曲は「シャコンヌ ト長調」の主題と変奏にある。 …
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★マラン・マレ  ヴィオール曲「聖ジュヌヴィエーヴ教会の鐘の音」

マラン・マレ(仏1656-1728)は、ルイ14世に仕えたヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者であり作曲家である。 マラン・マレについて書かれた小説に、パスカル・キニャールという人の「めぐり逢う朝」がある。 マレの師コロンブとの共感、葛藤を描いたものであるが、この中で「音楽とは言葉では語れぬことを語るためにある。」「死者に残してお…
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★ヴィヴァルディ   「ニシ ドミヌス(主が建て給うのでなければ)」

ヴィヴァルディ(伊1678-1741)の宗教音楽は、(77)で「スタバトマーテル」を紹介したが、詩篇126による「ニシ ドミヌス(主が建て給うのでなければ)」を忘れるわけにはいかない。 9曲から構成されかなり変化に富んでいるが、展開がのびやかで自然なまとまりも感じさせる 。「主が建て給うのでなければ」という歌い初めの歌詞をしっかり支…
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★ヴィヴァルディ   「スタバトマーテル」

ヴィヴァルディ(伊1678-1741)といえば「四季」があまりにも有名だが、宗教曲においてもすばらしいものがある。 彼は、もともと司祭でもあった。宗教曲といっても、劇音楽に興味を持っていたヴィヴァルディは、宗教的独唱とシンフォニア的なコンチェルトの組み合わせで作られている。 「スタバトマーテル(悲しみの聖母)」は、ペルコレージ、パレ…
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★ガルッピ  チェンバロ「ソナタ5番ハ長調」

バルダッサーレ・ガルッピ(伊1706-1785)は、後期バロック期のオペラの作曲家であるが、大変魅力的なチェンバロのソナタを残している。 チェンバロ「ソナタ5番ハ長調」は、ミケランジェリのピアノ演奏で有名になったが、曲の鳴りはじめた瞬間からその旋律に引き込まれてしまう。 この美しいチャーミングな旋律は、ミケランジェリのピアノ演奏で聞…
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★パーセル 「組曲6番」「ラウンド0」「グラウンド」

ヘンリー・パーセル(英1659-1695)は、(15)で「ファンタジア」を紹介したが、彼にはいくつかの優れたハープシコードの作品がある。 ちょっとしゃれた感じの「組曲6番」、哀愁を感じさせる「グラウンド」そしてブリテンの「青少年管弦楽入門」の主題にになっている「ラウンド0」など。 「ラウンド0」は、劇付随音楽のアブデラザールの中の第…
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★コレッリ   「ラ・フォリアによる変奏曲」

コレッリ(伊1653-1713)のラ・フォリアは、ヴァイオリンをやった人ならば弾いてみたことがあるヴァイオリンの古典である。 ラ・フォリアという古い舞曲をベースにした変奏曲で3拍子の緩やかな音楽。 ヴァイオリンがヴィオールに代わって隆盛し始めた頃の古典的名曲で、低音主題の反復と変奏が美しく展開し快い。 ヴァイオリンだけでなく、リコ…
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★ジョン・ウイルビー  イングリッシュ・マドリガル「甘き蜜吸うハチたちよ」など

ジョン ウイルビー(Jhon Wilbye 英1575-1638)は、 ルネッサンス音楽末期のイングリッシュ・マドリガルの作曲家。 イングリッシュ・マドリガルは、トーマス・モーリ(Thomas英1557-16029) をはじめジョン・ウイルビー、トーマス・ウィールクス(Thomas Weelkes英1576-1623)などエリザベス朝…
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★シュッツ 二重合唱「平和を与えてください」

ハインリッヒ・シュッツ(独1585-1672)は、イタリアでジョバンニ・ガブリエルに複合唱技法を学んでドイツへ展開した人である。 詩篇曲やミサ曲などで、「来てください聖霊よ」「主よ、我らの主よ」「主よ私の言葉に耳を傾けてください」「良き羊飼いは蘇った」など印象に残る曲を作っている。 中でも「平和を与えてください」は、二つの異なる曲、…
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★ラモー  「クラブサン集」

ジャン・フィリップ・ラモー(仏1683-1764)は、ジャン・ジャック・ルソー時代のオルガニスト、作曲家、音楽理論家でもある。 「クラブサン集」には、「第1」、「第2」、「新」と3集あるが、いずれのどの曲も聴く人を退屈させない。 舞曲がベースになっていることや標題音楽などが楽しさを増す。 すべてが空気のようであり、さわやかな風が耳…
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★ジャヌカン  シャンソン「狩の歌」「女のおしゃべり」

クレマン・ジャヌカン(仏1485-1558)はフランスの世俗歌謡シャンソンの作曲家であるが、言葉に鳥や動物の擬音や擬態語を取り入れるとともに、市民の日常生活を描写した歌を作り出していて、その独特でダイナミックな音の世界に圧倒される。 「鳥の歌」「狩の歌」など鳥、動物と言葉の混成体が、四声の複雑な音の組み合わせで展開するその技は神がかり…
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★シュッツ コンチェルト「サウル、サウル、なぜ私を迫害するのか」モテット「山上で叫びが聞こえた」

ハインリッヒ・シュッツ(独1585-1672)は、17世紀のドイツ音楽を確立した人でドイツ音楽の父と言われる。 前回「音楽による葬送」を取り上げたが、モテットやコンチェルトにも印象に残る曲が多い。 コンチェルトといっても、複数のソロと合唱(奏)の組み合わせから曲が構成されていることを意味するのであるが、<シンフォニ・サクレ>に含まれ…
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★M プレトリウス 「クリスマス・ミサ」

ミヒャエル プレトリウス(独1571-1621)によるルター派の降誕祭ミサ曲。 この中で歌われるプレトリウス編曲によるコラールが素晴らしい。 先ず、入堂、入祭唱としてグレゴリオ聖歌の「日の出より日が地に沈むまで」「ひとりのみどりごベツレヘムにうまれぬ」の2曲。 後者は、古い時代のリズム(リトムス・アンティクウス)”と呼ばれるものに…
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★バッハ カンタータ158『平安なんじにあれ」BWV158

このカンタータは、比較的短いバスの独唱を中心とした作品。 バスの独唱といえばフィッシャー・ディースカウでないとと思う人が多いだろう。 彼の独唱を心で聞くことが出来る曲だ。 バスにからむオブリガートのヴァイオリンソロが美しい。 ルターが、グレゴリオ聖歌「過越のいけにえを」Victimae paschali laudesの旋律を改編…
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★バッハ  カンタータ第182番 「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV182

イエスはユダヤ各地で伝道して多くの信者・弟子を得た後、首都エルサレムに入り、やがて十字架にかけられるが、このエルサレム入城を「枝の日曜日」とし、その週の金曜日が受難日、次の日曜日が復活祭となる。 第182番 「天の王よ、汝を迎えまつらん」は、このエルサレム入城の時のカンタータである。 最初のソナタは、ヴァイオリンとリコーダーによる素…
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★ハスラー モテト「主よいつまで私を」 ほか

ハスラー(独1562-1612)は レヒナー(独1550-1606)とともに、ルネッサンスからバロック移行期のドイツの重要な作曲家である。 ルネッサンス期は、音楽の後進国だったドイツが、ルターの宗教改革とともに新たな歩みを始 めた。 ルターは<万人司祭>の理念から母国語によるコラールを誕生させた。以来、ルター→ラッスス→レヒナー→ハ…
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★レヒナー   モテト「もし主の御手から恵みを得るならば」 

レヒナー(独1550-1606)は、ハスラー(独1562-1612)とともに、 ルネッサンスからバロック移行期のドイツの重要な作曲家である。ルネッサンス期は、音楽の後進国だったドイツが、ルターの宗教改革とともに新たな歩みを始めた。ルターは<万人司祭>の理念から母国語によるコラールを誕生させた。以来、ルター→ラッスス→レヒナー→ハスラー→…
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★オルランド・ギボンズ      ヴァース・アンセム「ヨハネの記録」賛歌「マニフィカト」

オルランド・ギボンズ(英1583-1625)は、W.バード(英1543-1623)と並ぶ英国の大作曲家。 国教会のための英語のテキストによる作品を残している。 ヴァース・アンセムとは、オルガンで伴奏され独唱パートを持つ国教会の典礼。 「ヨハネの記録」は、「ヨハネ伝」の洗礼者ヨハネと司祭との対話を音楽にしたもの。 賛歌「マニフィカ…
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★バッハ  アリアと種々の変奏(ゴルトベルク変奏曲)BWV988

バッハ(独1685-1750)の「クラヴィア練習曲集第4部 アリアと種々の変奏」は、不眠に悩むロシア大使のために書かれ、伯爵専属のゴルトベルクによって弾かれた逸話を持つ。 アリアの優美な旋律の多様な変奏(30変奏)を楽しむことが出来る。第8の美しく可愛い旋律、第15の眠気が吹っ飛びそうなリズム、第26変奏の不思議な世界へお誘い。 ま…
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★バッハ  「オルガン独奏のためのトリオソナタBWV525-530」

バッハ(独1685-1750)のこのオルガンのトリオソナタは、3楽章構成で6曲あるが、詩情に満ちた美しい曲ばかりで、どの曲にも惹きつけられる。 3人で演奏されるソナタ形式を一人で、右手、左手、両足で3パートを演奏する。 それぞれのメロディの自律性を認識し、他のメロディーとの掛け合いを上手く弾きこなす必要があり、かなり高度な演奏技術が…
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★バッハ  「パッサカリアとフーガハ短調BWV582」

バッハ(独1685-1750)のコラールを用いないオルガン曲については、「トッカータとフーガ」「プレリュ-ドとフーガ」「パッサカリアとフーガ」など逸品ぞろいだが、 いつ、何度聞いても裏切られないのが「パッサカリアとフーガ」。 冒頭の低音主題が大変印象的で、この主題の反復と変奏がグイグイと深くて雄大な世界に我々を引き込んでゆく。
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★バッハ オルガン曲  コラール・パルティータ

コラール・パルティータとは、コラールを主題とした変奏曲のことであるが、バッハ(独1685-1750)は コラール・パルティータのオルガン曲を数曲作っている。 コラールではあるが、礼拝用ではなくコンサー ト用に作られたもの。 原曲のコラールがいくつかの変奏曲となってゆく瞬間、次々と蝶々が舞い立ってゆくような心躍らせる気分にさせてくれる…
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★バッハ  「音楽の捧げもの」BWV1079

バッハ(独1685-1750)のこの有名な曲は、フリードリッヒ2世がバッハに与えた主題により作曲し王にプレゼントした作品である。 魅力はこの主題の旋律。 この一連の作品のなかで、やはり「フルート・トラヴェルソ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ」が素晴らしい。 ラルゴ、アレグロに続きアンダンテが始まると、この曲に出会えた…
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★パーセル  ソナタ6番

パーセル(英1659-1695)のソナタは、9番「黄金ソナタ」以外は、殆ど忘れ去られているといわれる。 同時代のイタリアのコレッリのソナタの様式が、新しい作曲法の基礎となったことによる 。数あるパーセルのソナタの中で、「黄金ソナタ」が特に優れているわけではなさそうであるむしろ、2番(変ホ長調)や6番(ト短調)などが印象に残る。 パ…
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