この1曲

アクセスカウンタ

zoom RSS 古楽つまみ食い(31) W.バード 「Sing joyfully unto God 」

<<   作成日時 : 2017/07/09 07:42   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「われらの力の神に向いて喜び歌い Sing joyfully unto God」 (詩篇第81編) は、W.バード(英1543-1623)の礼拝用アンセムのひとつ。アンセムとは、イングランド国教会の礼拝(サービス)のなかの短い合唱曲のことで、この曲は、一緒に歌いたくなる楽しい曲である。特に、「Blow the trumpet in the new moon(角笛を吹き鳴らせ、新月に)」という件りがくると、思わず口をついてしまう。この詩篇には、「(神が)雷の隠れたところで答える」というキーワードがあり、ルターの「隠れた神」という発想の典拠になったといわれている。つまり、苦しいときの神頼みというように、人間の都合で神が現れるという発想を強く彼は否定した。
また、「捕われ人を連れ帰ってくださいTurn our captivity 」(詩篇第126 編)も印象に残る作品である。
悲惨なバビロンの幽閉から帰還する喜びが「they shall come with jollity」という効果的な繰り返しの中で、表現されている。「涙とともに種撒く人は、喜びの歌とともに刈り入れる」といったこの詩篇の歌詞が素晴らしくじっくりとこの美しい曲を味わうことが出来る。
「アヴェ ヴェルム コルプス(めでたし まことの おんからだ)」といえば、モーツアルトの曲が合唱などで必ず歌われ有名であるが、バード(英1543-1623)の曲もすばらしい。
アヴェ ヴェルム コルプス(めでたし まことの おんからだ)というのは、カトリック特有の聖餐のパンとぶどう酒がキリストの体に変わるという秘蹟を祝う歌である。
おおもとのグレゴリオ聖歌は、最後に「ああ、愛するイエス、あわれみ深いイエス、マリアの御子イエス」と歌う時、子供のようなかわいらしさがある。
十字架にかけられたイエスの受苦が人間への愛の始まりであることを素朴に歌う。
バードの曲は、この後、さらに、「私をあわれみください」を付加し、何度もくり返えす。
静かに流れる短い曲であるが、聞くだけでもまた歌ってもその流れに溶け込んでゆくことが出来る

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
古楽つまみ食い(31) W.バード 「Sing joyfully unto God 」  この1曲/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる